花と動物シリーズも気が付けば価格の上昇、尚、色々と終売してしまいましたが、現存するラインナップの中でもひと際人気商品がこのリンクウッド12年です。
リンクウッドはこの花と動物シリーズのみがオフィシャルボトルとなります。現在99%がブレンド用原酒として活躍しており、ジョニーウォーカーやホワイトホース用の原酒モルトとして活躍しています。
リンクウッドには2種類の蒸留工程と2種類の発酵プロセスがあります。
1971年に新しい蒸留棟が完成し、AとBとで分けられました。Aは1821年設立の古い方で、Bは新しい蒸留棟のものとしています。しかし、2013年にAは取り壊されてしまいます。Aは冷却装置が昔ながらの鋳鉄製のワームタブを使用していましたが、現在造られている原酒はBはシェル&チューブ。全量ではないでしょうが、現在リリースされている12年にもAの原酒が含まれている可能性は高いです。
発酵においても2種類の発酵時間を設けています。スコットランドの蒸留所でポピュラーな65時間と非常に長い105時間です。発酵層はカラ松製の木桶です。木桶で発酵させることによって、乳酸発酵の時間が長い分、フルーティーさが増し、リンクウッドらしいモルトウイスキーに仕上がります。
香りは、青みがあり弾力のある厚み。ハーバル、ナッツ、オイリー、アーモンド。口当たりはミディアムボディ、オイリー、ハニー、モルト、アーモンド。そして、ドライ、アニスの長いフィニッシュ。
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