ブッカーズは、2004年に惜しくも他界してしまった6代目のマスターディスティラー・フレデリック・ブッカー・ノー2世。
通称【ブッカー・ノウ氏】が生み出したプレミアムスモールバッチバーボンです。
このブランドの1stリリースは1988年頃。
一説にはスコッチの品質に負けないバーボンを造りたいという思想から生み出したバーボンだと言われています。
ブッカーズは、9回建ての貯蔵庫の中層階である4~6階辺りが、温度、湿度、日光の入り方などの熟成環境が、
良質な熟成環境になるそうで、そこから選ばれた原酒樽を主に使用しているそうです。
(通称スイートスポットなんていうそうです)
記載されている熟成年数は最低年数で、6年~8年熟成原酒で構成されています。
一回の生産に350樽程をバッティングされているそうです。
しかし、それだけではブッカーズになれません。まだこれ以上に拘りがあります。
ブッカーズは、加水を行わず、フィルタリングも殆どしていません。
ビール工場ビールやワイナリーで飲むワインと同じで、ウイスキーもフィルタリングをかける、かけないで全然味わいが異なります。
しかし、樽内の炭等も多いので、そこは省いていると思いますが、そのようなリリースをしている製品は今ではブッカーズ位かもしれません。
ブッカーズは、強烈なアルコール度数であるバレルプルーフ(スコッチだとカスクストレングス)でボトリングされていますが、
深い熟成感ながら重さを感じさせないバランスの良さ、高いアルコール度数を感じさせないしなやかさ、心地よい樽香、
フルーティーさのなかに密やかな独特のほろ苦さを目標とし、
7代目マスターディスティラーの【フレッド・ノウ氏】がブレンドしています。
正直、ジムビームホワイト用の原酒が熟成したらこの味わいになるという想像がつきませんが、
やっぱり美味しいバーボン。是非ずっと続けて頂きたいブランドです。
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