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スプリングバンク蒸留所

ロングロウ ピーテッド 46% 700ml

ロングロウ ピーテッド 46% 700ml

通常価格 ¥8,800 JPY
通常価格 セール価格 ¥8,800 JPY
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Longrow Peated Malt

熟成樽:

ロングロウはスプリングバンク蒸留所で造られる2回蒸留のピーテッドモルトのブランドです。

スモーキーで力強い風味が特徴です。キャンベルタウン地域特有の海風を感じさせる味わいが楽しめます。

スプリングバンク蒸留所のラインナップでは一番手に入れやすいアイテム。

以下蒸留所のテイスティングノートです。

香り:強いスモーキーさとともに、バニラ、トフィー、そしてほのかなフルーツ

味わい:ピートのスモークが前面に出ており、バニラやキャラメルの甘さがバランスを取っています。さらに、スパイスとシトラスのニュアンス

フィニッシュ:長く続くスモーキーな余韻が特徴で、ほのかな甘さとスパイシーさが残る

リリースのタイミングによってはブレもあるかと思います。

【スプリングバンク蒸留所について】

スプリングバンク蒸留所は1828年にアーチボルド・ミッチェルによってスコットランドのキャンベルタウンに設立されました。創設以来、ミッチェル家が所有し続けており、現在もJ&Aミッチェル社が経営しています。

スプリングバンク蒸留所は、製麦からボトリングまでの全工程を自社内で行う数少ない蒸留所の一つです。特に、伝統的なフロアモルティングを維持している点が特徴です。その為、生産量が約束できず、増やす予定もないとの事ですので、これからも需要が改善していく可能性は低いと思われます。

2回半蒸留のスプリングバンクと2回蒸キャンベルタウン留のロングロウ、3回蒸留のヘーゼルバーンの3つのブランドを展開しており、ヘーゼルバーンのみがノンピートとなっております。そのヘーゼルバーンは今や幻に近くなってきております。ロングロウとヘーゼルバーンがそれぞれ全体の1割と言われていましたが、現在はどうなんでしょうかね?

スプリングバンクの独特過ぎる製法を知れば知る程、生産量が少ない理由が良く分かります。(ここからは長いので暇な方だけ読んでください)

モルティングは3日浸水させたあと、床一面にひき温度管理を行いながら発芽させます。ここまでで約1週間近くかかります。

ピートで乾燥させる方法をとっており、ロングロウが48時間、スプリングバンクが最初の6時間ピートで残りは熱風、ヘーゼルバーンが30時間程熱風をかけて乾燥させます。

1回の仕込みが3.5トンの麦芽を使用し、粉砕、糖化を終えた醪に酵母を入れます。この酵母はアルコール耐性が低い酵母を使用することで、発酵が進みすぎないようにします。

理由は昔からそうだからの一言です。

モルティングで糖化酵素を抑えているのではないかとの話もありますが、スプリングバンク蒸留所では4.5程しかアルコール度数が出ないように発酵を行います。

一般的には発酵終了時のアルコール度数は8%位です。

発酵時間はかなり長い110時間とのこと。(これだけ低温かつ長い発酵で、しかも木桶。品質ブレが凄い時がありますが、ここに原因があるかも…)

蒸留は初溜のみが直火で、再溜は2種類あり、NO1がワームタブ、NO2がシェル&チューブの冷却方法のスチルです。ロングロウは初溜とNO2の2回。ヘーゼルバーンが初溜とNO2、NO1の3回。スプリングバンクが初溜のみを3回行い、どちらかの再溜を1回使用するので2.5回としているそう。

中々難しいスプリングバンク蒸留所の仕込み方法。蒸留所の設備を投資しない限りは生産量を増やせないでしょう。特にフロアモルティングは麦芽を広げられる広さで決まってしまうことから、広大な土地が無いと難しいでしょうね。

しかもキルケランもスプリングバンクと同じ仕様の麦芽で仕込んでいます。

これ程アルコールの収量が低かった昔のウイスキー蒸留所の製造方法と同じやり方で現在も製造している蒸留所はスコットランドにありません。世界的にもここまでは無いのではないでしょうか。

スプリングバンク10年を山崎12年と同じ位の定価に出来たら、蒸留所も設備投資を考えてくれたりしないですかねwww

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