1825年創業のグレンカダム。
グレンカダム蒸留所の歴史は創業2年でオーナーが変わり、その後も何社も所有者が変更され続け、1954年にカナダのハイラムウォーカー社が買収し、1959年に大改修工事を開始。その後2003年に現在のアンガスダンディ社が買収に成功している。
アンガスダンディ社のウイスキーはバルクウイスキーとして日本にも多く入ってきており、現在はブレンデッドモルトでしか日本には入手できないが、同社が所有しているトミントール(こちらがメイン)とブレンドされていると思われる。実はあなたが飲んでいるワールドブレンデッドウイスキーにも含まれている可能性大(笑)
グレンカダムの設備で印象的なのはラインアームが15度上向きになっていることです。日本ですと熊本県の山鹿蒸留所も上向きになっています。これは前所有者のハイラムウォーカー社の名残のようで、基本的に軽く、クリーンなスピリッツになる傾向があります。発酵槽もステンレス製で、山鹿蒸留所が狙ってそうしたのかは分かりませんが、比較するとこんなに似ているものかと思いました。
このアメリカンオークはグレンカダムのNAS商品。軽やかでフルーティーな酒質が楽しめ、ハイボールとも相性抜群なシングルモルトウイスキー。
1825年に建設されたダンネージ方式の貯蔵庫で熟成されたバーボンバレル原酒で構成されている。
どのワールドブレンデッドウイスキーに似ているか考えながら飲んで頂くと面白いかもしれない…。
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