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ベンネヴィス蒸留所

ベンネヴィス10年 46% 700ml

ベンネヴィス10年 46% 700ml

通常価格 ¥12,980 JPY
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Ben Nevis 10 y.o.

熟成樽:

こちらは、日本国内で流通している43%仕様とは異なり、海外市場向けにリリースされているオフィシャルボトル(OB)の46%バージョンです。加水率の違いに加え、ノンチルフィルタリング仕様であることから、香味の厚みや余韻の深さが際立ち、ベンネヴィス本来の個性をより豊かに堪能できる仕上がりとなっています。
海外市場では、この10年熟成品のほかにも、バレル熟成・ノンエイジの「Coire Leis(コーア・レイス)」、ピーテッドモルト主体の「Traditional(トラディショナル)」といった計3種類が展開されていますが、個人的にはこの10年熟成の完成度が群を抜いて高く、ベンネヴィスの魅力を最も端的に表現している一本だと感じています。
なお、ベンネヴィス蒸留所は公式ウェブサイトを持たないため、以下のテイスティングノートは店主個人の主観によるものです。
(※テイスティングは2024年ロットに基づいて行っております)

香り:洋梨、青リンゴ、レモンなどのフレッシュな果実香、微かなスモーキーさやピート、蜜蝋、バニラ、乳酸系の酸味、麦芽の香ばしさ 。
味わい:バニラ、ドライフルーツ、キャラメルの甘み、柑橘系の酸味とスパイスのアクセント、オーク樽のウッディさとほろ苦さ。
フィニッシュ:フルーツとスパイスのバランスよく、ドライでスモーキーなフィニッシュ。

【ベンネヴィス蒸留所について】

ベンネヴィス蒸留所(Ben Nevis Distillery)は1825年、スコットランド・ハイランド地方でジョン・マクドナルド氏によって創業されました。 氏は身長193cmの巨漢で「ロング・ジョン」の愛称で知られ、後にその名を冠したブレンデッドウイスキー《ロングジョン》が誕生します。創業当初、ベンネヴィスのモルト原酒は《ロングジョン》のキーモルトとして重要な役割を果たしていました。

現在《ロングジョン》はペルノ・リカール社が所有しており、スペイサイドのトーモア蒸留所の原酒をベースに、ラフロイグなどの個性豊かな原酒を加えた構成となっています。1989年にニッカウヰスキーがベンネヴィス蒸留所を買収して以降、両者の関係は途絶えており、現在はそれぞれ独立したブランドとして展開されています。

1955年、ベンネヴィス蒸留所はカナダの企業家ジョセフ・ホブス氏によって買収され、スコットランドで初めてモルトウイスキーとグレーンウイスキーを同時に製造する蒸留所として革新を遂げました。氏は連続式蒸留器(コフィースチル)を導入し、効率的な生産体制を築きました。

しかし、1978年に一時生産を停止。1981年にはWhitbread社によって再開されるも、1986年には再び閉鎖されるという不安定な時期を迎えます。

1981年でグレーンの製造も終了、モルトウイスキー専業となり、コフィースチルは撤去されてしまうことになりました。

その後、1989年にニッカウヰスキーが蒸留所を買収。日本企業としては、宝酒造が所有するトマーティン蒸留所に次ぐ2例目のスコッチ蒸留所の取得となりました。

現在のベンネヴィス蒸留所は、スコットランドの伝統的な製法とニッカウヰスキーの技術が融合した、こだわりのあるクラフト蒸留所として稼働を続けています。ベンネヴィス10年をはじめとするシングルモルトは、フルーティーでモルティな味わいと、しっかりとした骨格を持つウイスキーとして世界中の愛好家に支持されています。

原料:スコットランドのモルトスターから購入する、わずかにピートを焚いた大麦麦芽を使用。

糖化:ステンレス製のマッシュタンで1バッチ10トンの麦芽を使用。

発酵:ステンレス製のウォッシュバックを使用

蒸溜:25,000Lのウォッシュスチルと20,000Lのスピリッツスチルの2回蒸留。ラインアームは水平の為、蒸留が早い。

熟成:主にシェリー樽とホグスヘッド樽やバーボン樽を使用。

昔、ベンネヴィスのシングルブレンデッドウイスキーもありましたが、現在は幻のウイスキーとなってしまいました。
今後もニッカウヰスキーの第3セクターとして活躍していくものと思います。

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