グレンドロナック蒸留所
グレンドロナック11年 2014 - 2025 ハンドフィル #5454 58.0% 700ml
グレンドロナック11年 2014 - 2025 ハンドフィル #5454 58.0% 700ml
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Glendronach 11 Year Old 2014 - 2025 Handfilled PX Cask #5454
熟成樽:PX パンチョン
本ボトルは、蒸留所を訪れたゲストのみが樽から直接ボトリングできる
“ハンドフィル”という極めて限定的なリリース
現地体験と紐づいた、一般流通にはほぼ出回らない特別な1本です。
カスク#5454は、極甘口シェリーとして名高い
ペドロヒメネス(PX)シェリー樽で11年熟成
若さによる躍動感を残しながらも、
濃密なPX由来の甘みとスパイスがカスクストレングスで見事に融合しています。
香り:グラスに注いだ瞬間、深いマホガニーの色合いを裏付けるような、濃密でクラシックなアロマが広がる。
サルタナレーズン、デーツ、煮詰めたドライイチジクの圧倒的な甘やかさ。
ダークチョコレート、黒糖、ジンジャーブレッド、ほのかにモカのビター。
奥にはヨーロピアンオーク由来のトースト香と、オレンジピールの爽やかなアクセントが美しく重なる。
味わい:口に含むと、ベルベットのように滑らかなテクスチャーとともに、圧倒的なボディが広がる。
メープルシロップをかけたダークプラム、ラムレーズン、トフィー。
PX樽特有のとろけるような濃密な甘みが一気に押し寄せる。
一方で11年熟成ならではの骨格の強さがあり、大麦の香ばしさとオイリーな厚みがしっかりと軸を支える。
中盤以降はシナモン、クローブ、ナツメグ、そしてトーストオークのスパイスが現れ、甘みを立体的に引き締める。
フィニッシュ:非常に長く、波のように押し寄せるリッチでドライな余韻。
ビターチョコレートやエスプレッソの心地よい苦味が広がり、
ドライフルーツの甘みとオークのタンニンが見事に融合。
暖炉のような温かみを残しながら、ゆっくりとフェードアウトしていく。
「フルプルーフで味わう、むき出しのPXドロナック」
定番のブレンデッドレンジとは異なり、
樽の個性と酒質の力強さがダイレクトにぶつかるシングルカスク的体験
PX樽がもたらす黒糖・ラムレーズンの濃厚な甘みと、
ハイランドモルトらしい骨太なボディが真正面からぶつかり合う、圧倒的な完成度が味わえます。
【グレンドロナック蒸留所について】
グレンドロナック蒸留所は、スコットランド東ハイランド地方のフォルグの谷に1826年にジェームズ・アラダイスによって設立された、ハイランド地方屈指の歴史を誇る名門蒸留所です。ゲール語で「ブラックベリーの谷」を意味する名の通り、豊かな自然に囲まれた美しい蒸留所は、世界中のウイスキー愛好家や評論家から「シェリーの王者(The Sherry King)」として不動の敬意を集めています。
長年にわたり、その重厚でコクのある原酒は「ティーチャーズ」などのプレミアム・ブレンデッドウイスキーを支える最も重要なキーモルトとして重宝されてきました。2000年代以降にシングルモルトとしての本格的な展開が始まると、その圧倒的なクオリティから瞬く間に世界中で奪い合いとなるほどのスターブランドへと上り詰めました。
グレンドロナックが世界中のウイスキーコレクターを熱狂させている最大の理由は、近代的な効率化に背を向け、ハイランド伝統の「ドッシリと重厚で骨太な酒質」と「最高峰のシェリー樽熟成」を頑固なまでに守り続けている点にあります。その哲学は、以下の職人技に集約されています。
1. 風味の骨格を極限まで太くする、伝統の「サックス・ホーン型ポットスチル」
グレンドロナックのポットスチルは、ネック部分がまるで楽器のサックスのように急激に曲がった「サックス・ホーン型」と呼ばれる独特の形状をしています。これにより、蒸留時の還流(リフラックス)があえて少なく抑えられ、大麦由来の力強いコクやオイリーな重みがそのまま原酒(ニューメイク)へと引き継がれます。
2. スコットランドでも数少ない、昔ながらの「直火留(かつての伝統)」と遅い蒸留
2005年までスコットランドで最後まで「石炭による直火蒸留」を行っていた蒸留所としても有名です。現在は安全性の観点からスチーム(蒸気)加熱へ移行していますが、直火時代の「焦げが生み出す芳ばしさと力強さ」を再現するため、今なお非常にゆっくりとしたペースで丁寧に蒸留を行い、当時と変わらない濃厚なボディ感を維持しています。
3. 妥協を一切許さない「最高品質の100%シェリー樽熟成」
グレンドロナックは、選び抜かれたスペイン産の最高級シェリー樽のみを使用して熟成を行います。ドライでスパイシーなオロロソ・シェリー樽と、極甘口でフルーティーなペドロヒメネス・シェリー樽の原酒を完璧な技術でマスターブレンダーが融合させることで、濃厚なダークチョコレートやレーズンのような重厚な甘みが完璧な層を成して完成します。
製造スペック
仕込み水:蒸留所の敷地内を流れる「ロビー・ドゥの泉(Robbie Dubh)」の湧水。ハイランドの豊かな大地が育んだ、ミネラル分を適度に含んだ非常に上質な軟水です。
原料:スコットランド産大麦。グレンドロナックのアイデンティティである濃厚な大麦の甘みと、シェリー樽の風味を100%引き出すため、完全にノンピート(無炭炭)の麦芽のみを使用しています。
糖化(マッシュタン):1基。約3.8トン/バッチ。伝統的なステンレス製のマッシュタンを使用。あえて少し濁りを持たせた豊かな麦汁(ウォッシュ)をろ過することで、大麦本来の香ばしい穀物感(シリアル感)と力強い風味の土台を作ります。
発酵(ウォッシュバック):計9基。すべて伝統的な木製(オレゴンパイン製)発酵槽を使用。発酵時間は約60時間。木製発酵槽ならではの豊かな乳酸菌の働きにより、シェリー樽の強烈な個性に決して負けない、深みのあるエステル(フルーティーさ)とクリーミーな質感を原酒に与えます。
蒸留(ポットスチル):初留(ウォッシュスチル)2基、再留(スピリットスチル)2基の計4基(2対)。 最大の特徴である「サックス・ホーン型」のスチルは、ラインアームが緩やかに下向きに傾斜しています。この構造により、軽すぎる成分はカットされ、重厚でオイリー、かつ豊かなコクを持った力強いハイランド・スタイルのニューメイクがじっくりと生み出されます。
熟成(ウェアハウス):蒸留所に隣接する、伝統的な石造りの「ダンネージ式貯蔵庫」をメインに使用。低い天井とひんやりとした土の床が、東ハイランドの冷涼な気候を一定に保ちます。この穏やかな環境の中で、スペインから運ばれた極上のオロロソ樽やペドロヒメネス樽が、12年、15年、18年、あるいはシングルカスクといった長い年月のなかで、ウイスキーに高貴なマホガニーの色合いと、深く甘美な味わいをゆっくりと宿していきます。
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