ラガヴーリン蒸留所
ラガヴーリン ディスティラリーエクスクルーシヴ バッチ1 56.5% 700ml
ラガヴーリン ディスティラリーエクスクルーシヴ バッチ1 56.5% 700ml
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Lagavulin Distillery Exclusive Release Batch 01
熟成樽:バーボン&ヘヴィーリチャードアメリカンオーク
蒸留所スタッフが「これぞラガヴーリンの王道」として太鼓判を押したカスク構成(カスク・シグネチャー)は、定番のバーボン樽原酒(ex-bourbon)に加え、ヘビリー・チャー(内側を極限まで強く焦がした)したアメリカンオーク新樽の原酒を贅沢にブレンド。定番の16年(43%)とは一線を画す、総ボトリング数7,506本のみの、むき出しのフルプルーフ(56.5%)でボトリングされた奇跡のバッチです。
一般流通にはほとんど出回らない、極めて希少なリリースです。
香り:グラスに注いだ瞬間、圧倒的なボリュームで広がる、アイラの原風景。
濡れたロープ、タール、海藻、潮を含んだ濃密なピートスモーク。
その奥から、ハーブの爽やかさと、ヘビリーチャー樽由来の炭、灰、そして濃厚なバニラが立ち上がる。
牡蠣殻を割った瞬間のようなミネラル感を伴うブリニティが全体を支配する。
味わい:とろりと粘性のある液体が舌を覆い、塩気とピートが爆発的に押し寄せる強烈なアタック
海水を思わせる塩味、炭火焼き、タール、オイリーで厚みのあるスモーク。
16年を遥かに凌ぐ、圧倒的なパンチ力。
そこに、ヘビリーチャー樽由来のバニラ、トフィーが重なり、
時間とともに完熟フルーツの甘みが顔を出す。
後半は焦がしたオークと黒胡椒のスパイスが現れ、重厚なボディに鮮やかな立体感を与える。
フィニッシュ:非常に長く、ドラマチックな余韻。
煤やヘビーなウッドスモークの香ばしさが続き、
そこに塩気とバニラの甘みが交差しながら持続する。
最終的には、バーボン樽由来の上質な甘みと大麦の旨みが、オークのビターとともに静かにフェードアウト。
カスクストレングスで解放された、野生のラガヴーリン」
定番16年が“完成されたエレガンス”だとすれば、本作は
より荒々しく、よりダイレクトに個性を叩きつける一本
ヘビリーチャー樽の炭感とバニラ、アイラの潮煙が真正面からぶつかり合う、圧倒的な存在感を感じさせてくれます。
【ラガヴーリン蒸留所について】
ラガヴーリン蒸留所は、アイラ島南部の通称“キルダルトン3兄弟(ラフロイグ、ラガヴーリン、アードベッグ)”の中央に位置し、1816年にジョン・ジョンストンによって設立された、世界で最も熱狂的なファンを持つ名門蒸留所です。ゲール語で「水車小屋のあるくぼ地」を意味する名の通り、静かな湾に佇む白壁の美しい蒸留所は、ウイスキー評論家マイケル・ジャクソン氏をはじめ多くのプロから「ウイスキーの王(The King of Islay)」と称えられてきました。
長年にわたり、そのリッチでエレガントな原酒はホワイトホースなどのプレミアム・ブレンデッドの最高峰のキーモルトとして世界中を魅了し続け、1980年代後半に「クラシックモルト・シリーズ」に選定されて以降は、シングルモルトとしての不動の地位を築き上げています。
ラガヴーリンがウイスキー愛好家を惹きつけてやまない最大の理由は、アイラ島らしい猛烈なピーティさを持ちながらも、息をのむほど上品でリッチな果実の甘みが完璧なバランスで共存している点にあります。その哲学は、以下の職人技に集約されています。
1. 圧倒的なスローディスティレーション(極限の遅さ)
ラガヴーリンの初留(1回目の蒸留)にかける時間は、約5時間。これは一般的な蒸留所の2倍近くに及び、スコットランド全土を見渡しても最も遅い部類に入ります。時間をかけてゆっくりと極限まで遅く蒸留を行うことで、銅のスチルと原酒が最大限に接触し、雑味のない洗練されたエステル(果実の華やかさ)が宿ります。
2. 原酒を極限まで引き絞る、独特な「洋梨型(ペアシェイプ)ポットスチル」
蒸留所にあるポットスチルは、タマネギ型ではなく下部がどっしりと膨らんだ「洋梨型(ペアシェイプ)」を採用しています。さらに、ラインアームが下向きではなく「上向き」に傾斜しているため、重い成分が釜へと何度も落ちる還流(リフラックス)が強く起こり、これがラガヴーリン特有の「スモーキーでありながらも驚くほど滑らかでシルキーな口当たり」を生み出します。
3. 伝統が育む、リッチな「ドライフルーツとスモークの融合」
ラガヴーリンは単に煙くさいだけのモルトではありません。選び抜かれたバーボン樽、そしてヨーロピアンオークのシェリー樽原酒の絶妙な構成により、アイラのピート(泥炭)が持つタールや薬品のような力強さに、ドライプルーンやドライイチジクのような重厚な甘みが完璧な層を成して融合します。
製造スペック
仕込み水:蒸留所の背後にそびえ立つヒルズから流れる「ソラン・バーン(Solan Burns)」の湧水。アイラ島特有のピート層をたっぷりとくぐり抜けて湧き出る、茶褐色に染まった豊かな軟水です。
原料:アイラ島のポートエレン製麦所(モルティングス)で特別に製麦された大麦。しっかりとしたヨード感とスモークを表現するため、約35〜40ppmのヘビリーピーテッド麦芽を使用しています。
糖化(マッシュタン):1基。約4.4トン/バッチ。ステンレス製の伝統的なマッシュタンを使用し、あえて少し濁りを持たせた豊かな麦汁(ウォッシュ)をろ過することで、原酒に独特のオイリーさと力強いシリアル感(麦のコク)の土台を与えます。
発酵(ウォッシュバック):計10基。すべて伝統的な木製(カラマツ製)発酵槽を使用。発酵時間は約55時間。木製発酵槽ならではの乳酸菌の働きが、ラガヴーリンの真骨頂である「深みのあるエステル香(洋梨やリンゴ)」を最大限に引き出します。
蒸留(ポットスチル):初留(ウォッシュスチル)2基、再留(スピリットスチル)2基の計4基(2対)。 スチルの形状は、下部がどっしりと横に広がった「洋梨型(ペアシェイプ)」。初留釜(容量約11,000L)に対して再留釜(容量約12,500L)のほうがサイズが大きいという非常に珍しい比率を採用しています。この特殊な容積比と上向きのラインアーム、そして極限のスローディスティレーションが組み合わさることで、ヘビーなスモークの中に極上のエレガンスが同居する唯一無二のニューメイクが完成します。
熟成(ウェアハウス):ラガヴーリン湾の海岸線にせり出すように建てられた、伝統的な石造りの「ダンネージ式貯蔵庫」をメインに使用。波しぶきを常に浴びる低い天井と湿った環境の中で、樽材から染み出るバニラやタンニンの渋みと、アイラの海の湿気が10年、16年という長い年月をかけてゆっくりと、そして驚くほど贅沢に溶け合っていきます。
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