元々フランスで人気のあるスペイサイドの蒸留所【アベラワー】シングルヴィンテージのホワイトオークシリーズなど、フランス向けのボトリングのものが多いです。
売上も非常に好調で、ペルノリカール社がグレンリヴェットと同じくらい力を入れて販売網を敷いており、売上はTOP10内にランクインしています。
そんなアベラワー蒸留所の設立は1826年。ですが、火災に蒸留所が完全に焼失してしまいました。しかし、1879年に再建されており、アベラワーではその年を創業年としています。
理由は、地元出身の銀行家で慈善家として知られるジェームス・フレミング氏が再建をしたそうで、彼は蒸留所の再建だけでなく、街灯やスぺイ川に架かる橋なども建設し、街の発展に大いに貢献をしたそうで、そのため氏を称えて、創業年を1826年ではなく、1879年としているそうです。
現在のペルノリカールが買収したのが1974年。その際に近代的な設備が付け加えられました。
アベラワーはステンレス製の発酵槽16基、蒸留機は6セット。ペルノリカールがアベラワーに力を入れていることが伺えますね。
かつてのアベラワーは石炭蒸留をおこなっており、かつてから使用しているポットスチルには、石炭直火の名残が残っています。
そんなアベラワーといえば、シェリー樽熟成が有名ですが、名前の通り、ダブルカスクマチュアードはシェリーとアメリカンオークホグスヘッドのバッティングしたものです。
もう一つの12年ノンチルフィルタードと原酒構成は同じと思われますが、こちらの方があっさりしており、しかしリッチさは残しつつ、大人なシェリー系シングルモルトという印象。好き嫌いでは無く、日によって分けたいレベルの素晴らしい出来栄えです。
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